• Home
  • アート
  • 現代のイメージを心込めて表現する女性書道家── 翠蘭
アート | ARTS

現代のイメージを心込めて表現する女性書道家── 翠蘭

広島市 2023/09/30 21:02
広島出身の書道家「翠蘭(すいらん)」さん
広島出身の書道家「翠蘭(すいらん)」さん
書道家
翠蘭

広島出身の女性書道家「翠蘭」さん。過去にはサンフレッチェ広島F.Cのスローガン「一心」を書いただけでなく、昨年は第65回グラミー賞「最優秀グローバルミュージックアルバム賞」を受賞したMasa Takumiのアルバム『SAKURA』のSAKURAを書いた。現在、彼女は自分の想像上の文字を世界に発信することに注力している。近年の作品は書の表現で日本地図との融合を創作した文字である。

 
書に対して常に開放的である翠蘭さんは頻繁に領域を超えた文化要素を取り入れる書に対して常に開放的である翠蘭さんは頻繁に領域を超えた文化要素を取り入れる
 

翠蘭さんはインタビューに対し、「5歳から書道を始め、中学から古典書道を学びました。高校では書道部に所属し、本格的に手ほどきを受けました。高校卒業後、より深い知識や豊かな表現力を身に付けたいと思い、書道専攻の大学へ進学しました。」と話した。彼女は全国書道展などに出品し、文部大臣賞をはじめ多数の賞を受賞。主な作品に、レゲエグループ「湘南乃風」ロゴ、広島東洋カープオフィシャルメモリアルグッズ「廣島乃風」、WOWOW「洋楽主義」「ロック主義」「矢沢主義」のタイトルロゴなど多数。

 
翠蘭さんは5歳で初動を始め、文部大臣賞等多数の賞を受賞した翠蘭さんは5歳で書道を始め、文部大臣賞等多数の賞を受賞した
 

湘南乃風との出会い、翠蘭さんは「自分の息子の為に書いた命名書をきっかけに、筆で想いを伝えることに魅力に感じ、幸せのお手伝いがしたいと思い今に至ります。」と話した。

どのように書いているのか。翠蘭さんは「わからないです。あまり時代性?とか考えたことがないのですが、その時々のイメージで創造を膨らませ表現しています。」と話した。

 
翠蘭さんは今日までに芸術マネージャー梶原範彦社長の手配でアメリカ、ハワイなどで多数展示会を開いている。翠蘭さんは今日までに芸術マネージャー梶原範彦社長の手配でアメリカ、ハワイなどで展示会を開いている
 

自身の作品と創作の心境に対して、翠蘭さんは「今まで書かせて頂いた作品、一つ一つに想い入れがありますが、1つ挙げるのであればサンフレッチェ広島様のスローガン『一心』です。画数が少ないので、一筆一筆の表現、空間とのバランスに考えさせられました。」と話した。 このような作品への考え方は彼女を世界の新文字の美学へと奔走させた。筆文字で表現した日本地図を融合させて一文字を創作した人造文字芸術である。

TOP