外国人観光客に鳥取の観光ポテンシャルを知ってもらいたい 鳥取県議会議員── 安田由毅氏

安田由毅氏
鳥取県と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』や『名探偵コナン』の作者の故郷というイメージかもしれない。しかし、鳥取県には漫画だけではない、思わず驚かされるような観光資源が数多く存在している。鳥取県議会議員の安田由毅氏は、「鳥取は、日本最大の“冷凍ではない天然本マグロ”の出荷地であり、今後2年以内には国土交通省が定めるNCRサイクルルートの指定も目指しています」と語る。
毎年マグロのシーズンには、大勢の方々が境港を訪れ、新鮮な生のマグロ(冷凍ではないもの)を楽しんでおります
安田氏によると、「日本国内で流通している本マグロの多くは冷凍品ですが、鳥取県が運営する境港水産物地方卸売市場では、冷凍していない天然本マグロを扱っており、6月になると新鮮なマグロが水揚げされ、その水揚げ量は全国一を誇っています」とのこと。そのため、「本当に新鮮なマグロの味を楽しみたいなら、ぜひ鳥取に足を運んでいただきたい」と安田氏は勧める。
鳥取では、本マグロに加え、松葉ガニ、紅ズワイガニなど、種類豊富で質の高い海産物を味わうことができ、海鮮好きにはたまらない魅力が詰まっている。
「鳥取うみなみロード」
また、安田氏は観光のもう一つの魅力として、鳥取県の海岸線を走るサイクリングロードにも注目している。このルートは、東は岩美郡岩美町のJR東浜駅から、西は境港市の境港駅まで、全長約140キロメートルにわたり日本海に沿って続いている。道中には、鳥取砂丘、浦富海岸、青山剛昌ふるさと館、水木しげるロードといった人気の観光地が点在しており、美しい海の景色を楽しみながらサイクリングができる絶好のロケーションとなっている。鳥取県では、このサイクルルートを国交省のNCR(ナショナルサイクルルート)に認定されることを目指している。
安田氏は、今後2年以内に鳥取県沿岸の道路がNCR指定を受けられることを期待しております
さらに、「鳥取には、食や自然だけでなく、質の高い宿泊施設も揃っています」と安田氏は語る。たとえば、三朝温泉の老舗旅館「依山楼岩崎」や「皆生游月」などは、国内外の旅行者から高い評価を得ている。
「これからもっと多くの外国人観光客に鳥取を訪れていただき、この地の秘めたる観光ポテンシャルを体感してもらいたい」と、安田氏は未来への期待を語った。