島根地酒の新星──　「大根島醸造所」

島根県は長きにわたり日本酒神話の起源として名を馳せ、その中で百年以上の歴史を持つ酒造を多数有してる。特に注目すべきは国内外問わず多くのソムリエに関心を寄せられている松江市「大根島醸造所」。全国２位を受賞した「にごり酒」だけでなく、「クラフトビール」愛好者の輪も広がっている。

プロ品質の醸造技術は大根島醸造所のずっと変わらないこだわりである

大根島醸造所の門脇淳平代表社員は「2020年11月醸造開始、若い醸造所。全国で２位になってから、全国に知られるようになり、冬になると買いに来られるようになった。」と述べました。

現在、大根島醸造所のクラフトビールはファミリーマートでも購入できる

まだ若い醸造所ではあるものの、大根島醸造所は醸造技術と原料には非常に強いこだわりを持っている。門脇淳平代表は「製造責任者は、島根大学・鳥取大学の研究職員。私も過去の職業が研究補助員の経歴。酒造に関しては、これらの経歴が生きている、大根島産の米をたっぷり使用した」と話していました。

門脇淳平さん自身が一つ一つの醸造工程を管理している

大根島醸造所の魅力はにごり酒やクラフトビールにとどまらず、有名な観光地と百年の歴史がある料亭の間に位置し、地理的な利にも恵まれている。江島大橋（ベタ踏み坂）から徒歩３分の場所に位置し、料亭由志園からも5分という距離である。その有利な条件は大根島醸造所の名を世に広めるきっかけの一つにもなった。