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シチリア、次世代イタリア最高峰ワインの新星産地

欧州報道部 | シチリア 2021/07/23 10:32
風土構造が複雑で特別なシチリア。
風土構造が複雑で特別なシチリア。
MORGANTE
シチリアのトップドメーヌ
イタリア半島の南西に位置する地中海最大の島、「シチリア」。近年、世界最高峰ワイン市場として上昇しており、多くのドメーヌは以前のように量産的で安価な市場を追求せず、「生産量の削減」方法によってワインの品質をさらに向上させました。近頃では、ますます多くのワイン投資アナリストがシチリアに目を向けています。ここは古代ギリシャの古いぶどう品種があるだけでなく、複雑で特別な風土構造とフランスのトップドメーヌにならった高品質な醸造基準を持っているためです。


シチリア

シチリアの多くのトップドメーヌのなかでも「モルガンテ(MORGANTE)」は特に注目されています。一般的なドメーヌとは異なり、アグリジェント(Agrigento)のモルガンテ(MORGANTE)ドメーヌは、シチリアで最も代表的な古い品種「ネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)」の栽培と古いぶどう品種の醸造のみに力を注いでいます。このぶどう品種は、現存している歴史の中でも最も古い歴史は古代ギリシャがシチリアに植民地化した時代に遡ることができます。また、モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌは、シチリアのネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)栽培技術と醸造技術のモデルとなっています。
 
数々の国際的な栄誉ある賞からみえる「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」醸造の実力。数々の国際的な栄誉ある賞からみえる「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」醸造の実力。

「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」は生産量を追求せず、醸造の品質を守ることに重きを置いています。この点は、彼らが受賞した賞の中から十分に例証することができます。長年にわたり、良い年悪い年にかかわらず、「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」の醸造のワインはヨーロッパやアジアで権威あるワインレビューやコンペティションで常に優れた成績を残しています。例えば、2012年の「ドン・アントニオ トップヴァン・ド・ギャルドワインで、権威あるイタリアのワインガイド《ビベンダ》と《イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ》から5グラッポリと3つ星の最高栄誉と認められ、さらにはドイツ世界ワインコンクールやフランス国際ワインコンクール、サクラアワードでも金賞を獲得しています。

 
「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」2世代生産者、父と息子。「モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ」2世代生産者、父と息子。

このような優れた成績もあり、近年、モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌは徐々にアジアの多くのワイン愛好家やワイン投資アナリストから注目を集めています。しかし、モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌで醸造されたワインは事前予約が必要な場合もあり、また、信頼のおける協同組合にのみ販売しているため、ワインの入手は容易ではな、ヴィンテージの最高峰ワインを見つけるのも当然難しいものでした。アジア地方のワイン販売業者によると、モルガンテ(MORGANTE)ドメーヌの最も伝説的なワインは、1998年〜2003年の「ドン・アントニオトップヴァン・ド・ギャルドワイン」、ヴィンテージ垂直ワインで、このすでに絶版となった古き良きワインはモルガンテ(MORGANTE)ドメーヌ2世代生産者の世紀を跨ぐ代表作として、現在、グローバル市場で残っている量は10セットさえもないはずです、1セットあたりおよそ70万〜100万円だとされています。故に、世界の最高峰ワイン市場としての見込みと将来性がシチリア産地にはあると言えるでしょう。
 
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