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合気技の実技審査 大東流講武館 令和七年演武大会

大阪市 2025/11/28 17:52
昇段審査に参加した講武館海外道場の門下生
昇段審査に参加した講武館海外道場の門下生
講武館
令和七年演武大会

例年通り、11月には住吉武道館において、大東流合気柔術講武館の恒例行事である演武大会が開催された。3日午前、国内各地や海外から道場および友好団体が集結し、20を超える武道団体が参加、多くの国内外の観覧者を魅了した。講武館館長・川邉武史さんは、9月にアメリカ各地の道場での巡回指導を終えて帰国したばかりであり、今回の演武大会は、海外道場の門人に向けた合気技の実技審査の場ともなりました。

 
講武館の川邉武史館長(前列左端)講武館の川邉武史館長(前列左端)
 

講武館の川邉館長は取材に応じ、「大東流合気柔術の基本技は約100種あり、海外道場の門人の多くは既にそれらを習得しています。皆、より高度な技法への挑戦に励んでいます」と語った。今回、日本で開催された演武大会には、アメリカの勇心館道場やシアトル合気クラブ道場、フランスの講武館道場が参加。大会終了後には、多くの門人が昇段審査にも臨んだ。

 
四国大東流合氣柔術武道団体による卓越した合氣技四国大東流合気柔術武道団体による卓越した合気技
 

特筆すべきは、歴史的な縁を背景に、講武館が四国の大東流合気柔術道場と長年にわたり深い友好関係を築いている点である。毎年、四国の徳島・和鷲会や高松道場の関係者が大阪を訪れ、講武館の年に一度の演武大会に参加。中津平三郎、蒔田完一、千葉紹隆へと受け継がれる優れた合気技を披露している。
今年も四国の友好団体による卓越した演武が観覧者を魅了し、大きな拍手と賞賛が送られた。

 
講武館指導部・森田寛師範の演武講武館指導部・森田寛師範の演武
 

今回の演武大会は、最後に川邉館長自身による演武で最高潮に達した。また、講武館指導部師範の乾益一、阪谷一広、芝田彰祐、森田寛、神高康弘らも、久琢磨や千葉紹隆から受け継がれる講武館の合気技を見事に体現した。
81歳の川邉館長は、今年の演武大会について謙虚に語り、「来年は今年以上に技を向上させたい」と述べ、来年の演武大会への期待を示した。

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