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特集 | FEATURE

久琢磨 惟神之武道の再現 講武館創立5周年演武大会

大阪市 2024/11/22 09:57
演武する講武館海外道場、米国「勇心館」のRodrigo-Kong・師範
演武する講武館海外道場、米国「勇心館」のRodrigo-Kong・師範
講武館
5周年演武大会

大東流合気柔術「講武館」毎年恒例の演武大会が11月3日、大阪・住吉武道館で盛大に開催された。講武館創立5周年記念と重なったこともあり、アメリカ、フィンランド、オーストラリア、フランスなど海外の道場からの修行者も演武にも参加した。さらに注目に値するのは、館長川邉武史氏の要望により、久琢磨が伝えた珍しい大東流合気柔術の技法を外部に披露された。

 
講武館の友好団体である「高松道場」の演武講武館の友好団体である「高松道場」の演武
 

久琢磨は武田惣角の門弟の中で唯一大東流合気柔術の免許皆伝を受けた弟子である。講武館館長の川邉武史氏は大学時代から久琢磨氏に師事し、その後久琢磨氏から教授代理を引き継いで60年以上修行を積んできた。今回の演武大会について、川邉武史氏は次のように述べた。「今回、子供達の演武と、私が願っていた 久琢磨先生が伝えた技法を皆様が演武されたことがとてもありがたく、感謝申し上げます!」

 
今年は初めて海外の子供さんが来日し、演武に参加しました今年は初めて海外の子供さんが来日し、演武に参加しました
 

川邉武史氏の門弟であり講武館指導部師範の芝田彰祐氏も取材に対しこう語った。「私が教えていた子供達の成長した姿を見れたのが一番印象的でした。今回は記念大会という事もあり海外や友好団体からの参加も多数あり非常に盛大な大会となり大東流の更なる発展、可能性を感じる事が出来た様に思えました。」一方、講武館オーストラリア道場のDicker Leigh師範は、「オーストラリアでは、川邉師範を尊敬し、支持しているという気持ちを示すために、私の指導のもとで稽古を始めました。今回の演武大会で、私たちは日本や他の国々の道場と深く有意義な友好関係を築くことができたと感じています。この先も関係性を継続できればと思います。」と話した。

 
講武館館長の川邉武史氏は海外道場の師範に高段位の認定証を授与されています講武館館長の川邉武史氏は海外道場の師範に高段位の認定証を授与されています
 

今回の講武館演武大会には、四国本部脇町道場、高松道場、徳島和鷲会などの友好団体及びアメリカ、フィンランド、オーストラリア、フランスなどの講武館海外道場も含む国内外の道場や友好団体から26の大東流合気柔術武道団体が演武に参加しました。また、大阪府合気道連盟の木村二郎理事長、住吉名勝保存会の高野伸生理事長、住吉武道館館長の東鄉信行氏、元大阪市会議員の多賀谷俊史氏も直接出席し、祝福の意を表明した。その光景は壮大で歴史上稀有な瞬間となった。

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