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相国寺承天閣美術館開館40周年記念 10月11日から愛知県立美術館で開催
名古屋市
2024/10/01 13:30
承天閣美術館
開館40周年
開館40周年
相国寺承天閣美術館開館40周年を記念して、2024年10月11日から11月27日まで愛知県立美術館、2025年3月29日から5月25日まで東京藝術大学大学美術館で記念展「金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が開催される。相国寺派の名品を中心に紹介した国宝や重要文化財計45件以上のコレクションも展示されており、相国寺の美の世界を垣間見ることができる。
重要文化財 《春屋妙葩像》 南北朝時代 14 世紀 慈照寺蔵
相国寺(しょうこくじ、京都市上京区)は禅宗の寺院。14世紀末、室町幕府三代将軍足利義満が永徳2年(1382)に発願、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石を勧請開山。京都五山の第二位に列する相国寺は、世界遺産の鹿苑寺(金閣寺)と慈照寺(銀閣寺)を擁する臨済宗相国寺派の大本山の寺院。境内の承天閣美術館には、中世の墨蹟、絵画、茶道具などの貴重な文化遺産が数多く保存されている。
重要文化財 伊藤若冲《鹿苑寺大書院障壁画 二之間襖絵 松鶴図》(部分) 江戸時代 宝暦 9 年(1759) 鹿苑寺蔵
本展覧会は、「創建相国寺 ―将軍義満の祈願」、「中世相国寺文化圏 ―雪舟がみた風景」、「『隔蓂記』の時代 ―復興の世の文化」、「新奇歓迎!古画礼讃! ―若冲が生きた時代」、「未来へと育む相国寺の文化 ―”永存せよ"」という5つの軸に分けられている。
重要文化財 文正《鳴鶴図》(右幅) 元~明時代 14~15 世紀 相国寺蔵
開館40周年の記念展には多くの国宝や重要文化財の作品が展示されています。陸信忠の《十六羅漢図 賓度羅跋囉惰闍尊者》、円山応挙の《牡丹孔雀図》、伊藤若冲の《鹿苑寺大書院障壁画 二之間襖絵 松鶴図》、雪舟の《毘沙門天像》。国内外の芸術家、文化界より多くの注目されています。
拝観料は一般1,800円、高校・大学生1,000円など、中学生以下無料。詳しくはウェブサイト(https://shokokuji.exhn.jp/別ウインドウで開きます)へ。